内省をせずに生きる。<シャチの日記>

8ヶ月彷徨って辿り着いたしあわせの1ミリ。

駄目元。

慣れて忘れてしまいそうだったが、

元々、駄目だった。

不器用で自己中心的で淋しがり、小心。

幼少期はよく厳しく怒られていたらしいが
あまり憶えてはいない。
周りに何度も聞かされて
そう上書きされているような記憶。

物心付いてからは、
それなりに淋しさの裏返しを、
弾みで身の危険を感じる状況も
少なくなかった。

思い返してみれば 約20年、
そこから離れていることが出来ていただけの事だ。

一つ二つ報われた経験もあり、
離れていられただけ幸せだった。

日々、命の不安がない、保証のあるような毎日。

いつからかそれに慣れすぎて、
それでも足りない
嬉しいことでもない

そんな感覚に陥ってしまっていた。

本来 元々 駄目で、出来損ない。
怒られているべき、存在だった。

<シャチ>